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ディスククリーンアップ

 

ディスククリーンアップ機能をご存知ですか?

 

普段、パソコンを長期間/長時間使っていると徐々に速度が遅くなっていく。

なんてことはありませんか?

そこで役立つのがディスククリーンアップ機能!

パソコンのファイルの削除、ディスク領域の解放をしてくれる、

Windowsの掃除機能のご紹介です!

 

 


 

 

目次

ディスククリーンアップとは

メリットデメリット

削除可能なファイルの説明

実施する際の注意点

ディスククリーンアップについてよくある質問

 

 

 ディスククリーンアップとは


ディスククリーンアップとは、Windowsのストレージ(外部記憶装置)管理機能の一つで、Windowsには、ディスククリーンアップをする機能が標準で搭載されています。

システムが不要と判断したファイルを削除し、空き容量を増やすことができる機能です。

ハードディスクやSSDなどに作成されたドライブに対して実行できる機能で、消去しても影響が小さいファイルなどを完全に消去して空き領域として再利用できるようになります。

実行対象ファイルを選択することができる
①現在の利用者(ユーザーアカウント)に関連するファイルのみを対象とする
②すべてのファイルを対象とする(管理者権限が必要)


どのような種類のファイルを消去するか、利用者が選択することができる
・ごみ箱に入り完全消去待ちのファイルやフォルダ(「ごみ箱を空にする」の動作)
・Windows更新時に複製された古いプログラムのバックアップ
・ソフトウェアの動作記録(ログ)ファイル
・Webブラウザのキャッシュファイル(一時ファイル)
・サムネイルによるファイルの一覧表示を高速に行うための画像ファイル

などが対象です。
実行前にどの種類のファイルがどのくらいの容量があり、削除によってどれだけ空き領域が増加するかを確認することができます。

参考:ディスククリーンアップとは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words


メリット・デメリット


メリット

・不要なファイルの削除を一括で行い、空き容量を増やせる
・パソコンの動作・起動速度が速くなる

デメリット

・エラー報告ファイルを削除すると原因調査ができなくなる
・ゴミ箱を空にすると、間違って捨ててしまったファイルを戻せなくなる


削除可能なファイルの説明


・ログファイル

Windowsが自動的に作成するアプリのインストールを行ったときなどの記録です。

・ダウンロードされたプログラムファイル

WEBページ(ホームページ)を見たときに自動でダウンロードされるファイルです。

・インターネット一時ファイル

WEBページを見たときに、そのWEBページの情報を保存します。
2回目からはその保存された情報を見ることで高速化と無駄なインターネット通信を減らすことができます。

・オフラインWEBページ

インターネット通信が行えない状況でもWEBページを見ることが出来るようにWEBページを丸ごと保存しているファイルです。

・システムによってアーカイブされたエラー報告ファイル

「プログラムから応答がありません。」 などアプリに問題が発生したときの情報を保存しています。
原因究明やMicrosoftに提供するなどに利用します。

・ごみ箱

ゴミ箱の中のファイルを本当に削除して空にします。
空き容量は増えますが、ファイルを元に戻すことができなくなります。

・一時ファイル

アプリが一時的に利用するファイルです。
これは使用してるアプリによって条件が異なるので判断が難しい項目です。

・縮小表示

エクスプローラーを開いた時にサムネイル(縮小画像)を表示するためのファイルです。
削除してもまたエクスプローラーで開いた時に作成されますが、その際に少し処理が発生することになります。



実施する際の注意点
  • 注意点①必要なファイルは削除しない
    基本的に、ディスククリーンアップによって削除したファイルは、自力では復元できません。

  • 注意点②クリーンアップ中に他のアプリケーションの起動をしない
    ※クリーンアップをしながらインターネットをしない

  • 注意点③クリーンアップをする時は、全てのアプリケーションを閉じてから実行する
    ほかのアプリを使用することで、クリーンアップ作業が中断されてしまったり、誤作動を引き起こしたりする可能性があるからです。
    可能であればパソコンでの作業は行わないようにするのが望ましいです。
    誤作動により、データが破損・消失してしまう場合もありますので、注意しましょう。

  • 注意点④PCを電源につないでクリーンアップする
    作業中に電源が切れてしまうと、クリーンアップが中断されてしまうだけではなく、パソコンが起動しなくなるケースもあります。
    また、スリープ状態(画面が真っ暗な状態)にならないようにディスククリーンアップを開始する前に電源設定をしておく
    クリーンアップ中に電源が切れたり、画面が真っ暗になるスリープ状態になると作業が中断され、最初からやり直しになってしまいます。

  • 注意点⑤「ディスククリーンアップ」は「デフラグ」より先に実行する


 

ディスククリーンアップについてよくある質問

 

Q.1 ディスククリーンアップとは?
A.1 ディスククリーンアップ(cleanmgr.exe)は、Microsoft Windowsに含まれているコンピューターのメンテナンスユーティリティで、コンピューターのハードドライブのディスク領域を解放するために設計されています。 この機能は、ハードドライブを検索または分析して、不要になったファイルを探してから、削除します。

 

Q.2 ディスククリーンアップで削除してはいけないファイルはありますか?
A.2 ディスククリーンアップでは、Windows ESDインストールファイルを削除しない方がよいです。通常、Windows ESDインストールファイルは、コンピューターで数ギガバイトのディスク領域を占有します。

 

Q.3 ディスククリーンアップは画像を削除しますか?
A.3 ディスククリーンアップは一時的なインターネットファイル「インターネット検索に関連している」、ダウンロードしたプログラムファイル、およびオフラインのウェブページを削除できます。また、ごみ箱を空にしたり、サムネイルを削除したりすることもできます。

 

Q.4 ディスククリーンアップはウイルスを削除できますか?
A.4 ディスククリーンアップツールは、コンピューターの信頼性を低下させている不要なプログラムやウイルスに感染したファイルをクリーンアップできます。

  参考:ディスククリーンアップの注意点--削除してもよいファイルは? (partitionwizard.jp)

 

最後に

 今回は、パソコンの不要なファイルを一掃し、空き容量を増やしたり、動作や起動速度を速めることができるディスククリーンアップという便利な機能のご紹介をしました。

 

しかし、便利というだけで実行するのは危険です!リスクがあることも知っておきましょう。

 

リスクとは、誤って必要なデータを削除してしまいデータの復元が不可能になったり、重要なファイルを削除してパソコンが起動しなくなってしまう・・・など、中には削除してはいけないファイルもあるのです。

そこで重要なのが、実行前のバックアップです!

実行前に必ずやり方の詳細や注意事項の確認をするようにしましょう!

 

皆様のご参考になりましたら幸いです。



 

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