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8月記事 SNS情報漏えいのリスク

8月記事 手軽になった情報取得と利用 そのリスクは??

 

 

 

  先日、サッカーワールドカップ ロシアが幕を閉じ、皆様も寝不足と戦った日々が終わったのではないでしょうか。

 

 

 

日本代表は惜しくも決勝トーナメントで敗退となりました。
あくる日のニュースを見ていると、SNSで投稿されていた敗戦後の日本代表ロッカールームの様子がありました。
悔しい敗戦にも関わらず、使用したロッカールームをきちんと綺麗に清掃をし、「ありがとう。」と置手紙まである画像に、閲覧した多くの人から賞賛がありました。

 

 

 

しかし、この裏ではある違反が起きていました。このロッカールームの画像をSNSに投稿した大会関係者が情報漏えいの契約違反で解雇となったようです。
ようするに、機密情報の対象となっていただろう、スタジアム設備の様子を情報公開してしまった。
もちろん、投稿した本人に悪意はないだろうと思うし、日本代表のいい話を多くの人に見てもらいたかっただけで、それくらい何の問題もないと思っていたと考えます。

 

 

インターネットを利用したウイルスやなりすましを駆使して見えない相手と情報セキュリティ対策を行っている世の中で、「個人情報の入ったUSBを落とした」「機密情報の入ったパソコンを無くした」という話は今でもよく目や耳にします。
 それに加えて、今回のようなケースは、無くした、落としたではなく、「良かれと思って」という全く意識のないところから、情報漏えいに繋がってしまったことになります。

 

 


 情報漏えいは、確かに漏えいしてしまった情報がどのようなものかというのも大事ですが、漏えい情報の性質に関わらず漏えいしてしまった事実が一番の問題と考えております。
昨今ではインターネットをはじめ、SNSなどの普及で一般の方でもいろんな情報を入手したり、情報公開することが出来ます。その分、情報の取扱いには充分注意する事が大事です。こういった、ヒューマンエラーから起きる情報漏えい等のリスクは、セキュリティ設備投資に関係なく、皆様の会社でも起きる可能性は十二分にあるのではないでしょうか。

 


 

私もインスタグラムというSNSを利用しております。
たまに、友人が子供たちの遊んでいる姿を載せておりますが、自分の子供以外の子供たちの顔にスタンプをつけて、顔が分らないようになっております。スタンプが多すぎて、そもそも何の写真なのか、わからない物もあります。
様々な配慮の挙句だと思いますが、なんだか本末転倒な気持ちになってしまいます

 



また、先日の日経新聞の記事に弊社のお客様の記事が出ておりました。
そこには、あるSNSの情報活用の目的が、そのお客様の企業ポリシーの考え方に対し懸念があり
賛同できないとのことで、アカウントの終了と削除の内容でした。
お客様としては懸念のある状態で多くのアカウントユーザーに迷惑をかけられないという判断と思います。私も「いいね」をしていただけに、このようなこともニュースになるのだなと感心しました。

 

 

 

偏に情報セキュリティ対策と言っても、守備的な設備投資だけでなく、人の教育や企業ポリシーなどを強化し、あらゆる情報について、各社・各自が責任を持たなくてはならない、そんな時代を迎えています。
是非、情報の取り扱いに関する運用ルールを再考してみてはいかがでしょうか。

 

 

ソリューション営業部 山田象平

 

 

 

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